2021-04-02 第204回国会 衆議院 環境委員会 第4号
二〇一八年の四月十九日、霧島錦江湾国立公園、えびの高原の硫黄山が噴火しました。それに伴って、河川汚濁、農業被害が起きました。えびの市内を流れる赤子川、長江川、鹿児島県に通じる川内川では、ヒ素など環境基準を超える有害物質が検出されて、農業用水が取水できない状態が続き、えびの市内の岡元地区というところでは三年連続、二〇一八、二〇一九、二〇二〇、稲作ができない事態に陥りました。
二〇一八年の四月十九日、霧島錦江湾国立公園、えびの高原の硫黄山が噴火しました。それに伴って、河川汚濁、農業被害が起きました。えびの市内を流れる赤子川、長江川、鹿児島県に通じる川内川では、ヒ素など環境基準を超える有害物質が検出されて、農業用水が取水できない状態が続き、えびの市内の岡元地区というところでは三年連続、二〇一八、二〇一九、二〇二〇、稲作ができない事態に陥りました。
鹿児島県は、硫黄山の噴火による川内川への影響が長期に及ばないような対策が必要、恒久的な対策を実施していただきたいと、これは噴火が起こった年に国に対して要望書が提出されているわけであります。 解決策は地元からいろいろ提案されています。しかし、国の方の動きが本当に遅い。環境省に聞けば、予算や事業がないと聞きました。林野庁に聞いたら、所有しているのはうちじゃないと言われました。
委員からも御紹介ありましたが、硫黄山の火山活動による河川の汚濁防止、軽減に関しましては、関係省庁で様々な取組を重ねてきているところでございます。
○野上国務大臣 岡元地区につきましては、一部で水稲作付が計画されているものの、硫黄山の噴火以降水稲作付が困難な地域があるということも承知をいたしておりますが、農水省としましても、これまでも、他の地区におきまして、水質を監視して取水を制御する水質監視機器の設置などに対して支援を行ってきたところであります。
○田村(貴)委員 最後に、硫黄山噴火による農業用水汚濁問題について伺います。 二〇一八年に霧島連山、えびの高原・硫黄山が噴火して、周辺河川、赤子川とか長江川、また下流の川内川流域で稲作ができなくなりました。
○国務大臣(石井啓一君) 硫黄山の噴火の影響によりまして、えびの市等が管理いたします長江川、赤子川等において河川水が酸性化するなどの事象が発生をいたしました。
昨年四月、宮崎県えびの市の硫黄山が噴火をいたしました。この噴火に伴い火口から泥水が噴出しました。この泥水は近くを流れる長江川に流入し、さらに下流の川内川へと流入をいたしました。この泥水は強酸性でございまして、自然由来の硫酸やヒ素が含まれていたため、流域の千百ヘクタールの水田がその年の営農を断念いたしました。
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 硫黄山の火山活動により、川内川水系赤子川では現在も継続して水素イオンやヒ素の濃度が環境基準を超えており、赤子川等から取水している水田においては、来期も引き続き稲作を断念せざるを得ない状況であるものと承知をしております。
というのは、鹿児島、宮崎にまたがる硫黄山噴火による、川内川、そしてまた川内川の支流、長江川の、噴火に起因すると思われる川の白濁、汚染物質等による白濁による農業への被害に対して、大変迅速に視察等の御対応をいただき、また対応をしていただいておりますことに、まず心から感謝を申し上げさせていただきたいというふうに思います。
○齋藤国務大臣 先月の十九日に硫黄山で噴火が発生をいたしまして、御指摘のように、川内川、長江川で基準値を超える砒素等の検出が出たということで、地元から、宮崎県、鹿児島県の両知事、あるいは関係市町の皆さん、大変不安になられて私のところにも来られまして、私どもも、それをしっかりと、聴取するだけではなくて、礒崎副大臣も現地に派遣をいたしまして、農林省としても、対策本部を立ち上げて、できるだけ早急にということで
法案の質問の前に一件総務大臣にお願いしたいんですけれども、実は、硫黄山という山がございまして、標高が千三百十七メートルなんですけれども、これが大変なことに今なっております。
○国務大臣(齋藤健君) 硫黄山では先月十九日に噴火が発生をいたしまして、宮崎県及び国土交通省の川内川河川事務所は、今御指摘ありましたように、長江川及び川内川の水質検査においてヒ素などの項目で環境基準を超過したこと、これを公表しました。また、宮崎県えびの市では、赤子川、長江川及び長江川合流地点より下流の川内川、これを水源とする河川から取水は行わないというふうに決められました。
霧島連山硫黄山が四月十九日に噴火をしまして、公明党においても、河野参議院議員、井上幹事長が現地に急行をしました。 宮崎県えびの市、長江川、白濁が観測され、環境基準の二百倍を超えるヒ素ということで、先日お会いをいたしました鹿児島県の隈元伊佐市長さん、池上湧水町長さんも、過去になかなかない事例であるということで非常に悩まれておられました。
○齋藤国務大臣 今回の硫黄山の噴火により一番影響を受けていますのは農業者であります。したがって、農業用水を確保し、営農を継続するためには、御指摘の発生源対策というのは重要であるというふうに認識をしています。 このため、河川への有害物質の流入防止対策を行うように、関係府省に対して、農業を所管する大臣として、積極的に働きかけてまいりたいと思います。
本日は、霧島連山・硫黄山における噴火災害、それに伴う農林水産業への影響及びその対策について主に質問をさせていただきたいと思っております。 まず、冒頭、硫黄山の噴火が起きたわけであります。二百五十年ぶり、四月十九日から始まりまして、ゴールデンウイークを挟んで、いまだに活動が継続しているという状況でありますが、噴火の農業への影響についてどうなっているのか、まず現状をお伺いしたいと思います。
気象庁が五月一日に発表した資料によりますと、硫黄山周辺で泥水の噴出が見られており、硫黄山周辺の沢で灰色の泥水が流れていることを確認したとされてございます。
先月末には、新たに霧島のえびの高原、硫黄山に火口周辺警報が出されております。このように各地で火山活動が活発になっており、住民の皆さんの不安は拭えないと思います。 九州内の火山活動の状況、監視体制の充実に向けて、どのような対応をとられているのか。また、実際に噴火してから迅速な対応が不可欠であると考えます。
また、えびの高原の硫黄山周辺では、平成二十五年十二月以降火山活動が活発化したため、平成二十六年十月二十四日に噴火警戒レベル二に相当する火口周辺警報を発表いたしましたが、その後火山活動が低下したため、平成二十七年五月一日に噴火警戒レベル一に相当する噴火予報に引き下げました。それ以降、一時的な火山性地震の増加等はありましたが、現在は落ち着いた状態となっております。
実は、私の地元の霧島連山の中に硫黄山というのがございます。この硫黄山は、今、火山性微動が起こっておりまして、昨年十月に噴火警戒レベルが一から二に上がりました。で、入山規制等掛けまして、それが五月一日には解除になりまして、今は噴火警戒レベル一なんです。
二日目は、阿寒国立公園内の硫黄山植物群落の現況を視察した後、知床国立公園を訪れ、網走管内における環境行政、知床国有林事業等の概況説明を聴取するとともに、知床自然センター、国設知床鳥獣保護区管理センター等を視察いたしました。 三日目は、ナショナルトラスト「オホーツクの村」、網走国定公園小清水原生花園等を視察いたしました。 以下、これらの調査のうち主要な点について報告いたします。
第四日は、阿寒国立公園の硫黄山を視察、次いで釧路市の水産加工場を視察しました。 以下、主要な点について報告いたします。 まず第一は、石狩川の水質汚濁についてであります。 北海道の大河、石狩川は、新川、創成川等の都市内河川と比べて汚れはひどくはないが、それでも一部に環境基準が維持されていない個所があります。
かつて石油の脱硫装置をやかましく言いましたときに、硫黄山をほとんど閉鎖せざるを得ないような事態を招来したのでありますが、同じようなことがまた起こるんじゃないだろうかと私は思います。したがって、そういうものの救済なり、新しい産業の芽生えの立脚の地点を変えなければいかぬというようなときには、ただに独禁政策だけではいかない問題があるような感じがします。
○政府委員(橋本利一君) 御承知のとおり、Sの関係につきましては、硫黄山が日本ではなくなりましたので、現在のところでは、硫化鉱あるいは製錬所から出るS、それからいわゆる排煙脱硫から出るS、こういったものが硫黄問題として深刻化してきているわけでございます。
鉱山の廃山によるやつもございますけれども、特殊な地帯で、たとえば硫黄山などできるところは酸性の汚水が出てくる。それはすでに建設省で、たとえば吾妻川なんかやられたわけですね。そういう山もかなりございます。
石炭の場合は、根底思想がエネルギー革命でしょうがないんだということで——硫黄山を見ましょうか。Sの回収により硫黄鉱山もばたばたいったでしょう。そうなんですよ。やはり似ているんじゃないか。どうです。これはそう違いはせぬよ。硫黄山が、Sの煙突からの回収のため鉱山硫黄が要らなくなってきちゃって、松尾はじめその他どんどんつぶれてきたでしょう。どうです。同じですよ。
○島本委員 北海道の一番南部に硫黄山である恵山硫黄鉱山がある。あれももう廃止になってだいぶたったまま、鉱業権者がいないような状態で、漁業被害を起こしたままになっておりますが、これは解決できましたか。
この問題に対してはことに通産省が指導的な役割りを果たしたのですが、岩手県の松尾硫黄山、露天掘りにしたまま、そのまま廃鉱になっている。雨が降っても降らなくても、地下水になって、それが全部北上川に流れるのであります。そして、北上川ではもうすでに汚染されているのであります。魚も住んでおらないのであります。そして、それをはっきりと中和させるためにまさに数億の金さえ使わざるを得ないような状態になっている。
また、現在の硫黄山はわずか一カ所ぐらいと思いますが、特殊なもの一カ所を残して、全部閉山と相なっております。
石油精製業界との緊密な協調を保つということで、いろいろなやり方で石油精製業界の協調によりまして、たとえば退職金の支払い等の財源不足等の分につきましては、回収硫黄を比較的安く山側に手渡していく、それを市価で売って回って、その差額によって退職金の支払いに充てるというような業界間の協調によりまして急場をしのいできたわけでございますけれども、まあ、何と申しましても、経済性から申しまして、回収硫黄に対して国内の硫黄山